こんにちは、えりさべつです。
ブログを始めて、2年9ヶ月になりました。
最初はピュア(?)だった私も、だんだん大人になってきました。
創作なんて、したことなかったんです。
高校生のとき、詩とか、短文を書いてたぐらいで。
『パラドクス』の続きが知りたい。てか、自分で書いてみたい!
その一念で始めたこのブログ。
まだまだ情熱は枯れません。
ところで、創作中、私はたまに大きな誘惑にさらされることがあります。
それは、めんどくさいシーンをワープしちゃいたくなる、というもの。
例え(1)イチャコラシーンは苦手。
『シャルルとマリナは見つめあった。彼の細い指が彼女の髪を手繰り寄せ、後頭部をそっと引き寄せる。マリナは目を閉じた。ベッドの海に二人の体が沈んだ。
ーーー翌朝起きると……』
いわゆる朝チュン。
基本的に、仲良しシーンはワープしたい。
苦手です。イチャコラシーン。
イチャコラしながら、物語上重要なことを言うとか、キーとなる行動や表情をしてる、とか以外、逃げたいです。。
あれ、私、大人になったんじゃなかったの?(爆笑)
例え(2)山場を回想シーンで逃げる。
和矢とマリナ、ラブラブ。シャルルとふとした再会を果たす。見つめ合う3人。
『シャルルは、ゆっくりと二人の視界に現れた。
「おまえ、シャルル?」
和矢の目が信じられないというように見開かれた。
ーーー○年後、マリナはあの時を振り返って思う。どうしてあたしはもっとちゃんと自分の意見を言えなかったんだろう。そうすればこんな風に後悔することはなかったのに。人間というものは後悔でできていると聞いたことがある。後悔の石をたくさん積んで、その間にきらりと光るダイヤモンドみたいな達成感があるから、明日を信じて生きていけるって。あたしはそんな風に生きてきたつもりはないし、ダイヤモンドしか欲しくないって思ってたのに。
マリナは空を見上げた。胸が重い。やっぱり心の中は石だらけだった。それも青灰色の石だ。綺麗だけど、ものすごく重くて、苦しい。
あの時を思い出した。さんざん罵りあったあと、シャルルは「さよなら」と言った。
「君と出会わなければ、よかった」
ひどい言葉だと思った。けれど、去っていく彼を追いかけることはしなかった。なぜなら、マリナは……
「指輪はダイヤモンドがいいか?」
和矢が聞いた。マリナは頷いた。きっとこの指にダイヤモンドが来れば、心の石は軽くなるーーーそう信じて (完)』
あんまいい例じゃないですね(汗)
さんざん三角関係を展開された後、3人が対峙するシーンをちゃんと描かず、これで締められたら、私ならストレスマックスです。
一体何が3人の間にあったんじゃい?って。
まるで超次元清掃課に、シャルルだけ食われたかのようですよねー。
回想で出すという手です、倒叙的な書き方。
それもアリですが、盛り上がってきた山場では、せっかくストーリーにのめりこんでるのに、いきなり結果を見せられて後日談的に語られると、ものすごい肩透かし感があります、、、。
さんざん問題を起こしといて、その山場を超次元ワープ!!
これ、すごく楽。
だって、人間の感情の絡み合いは大変だし、すっとばして結論にいきたくなっちゃうのが人情。
山場ってエネルギーの消耗量、ハンパないです。
今回は、『蝶の夢』の前の再会がそうでした。
登場人物、現時点で6名。
マリナ、ジル、兄上、薫、和矢、そしてミリアム(オリキャラ)。
6人を動かすのって、しんどい。
しかも、みんな考えていることがめんどくさい(苦笑)
オリキャラも混じっているから、なおのことややこしい!
だから、超次元ワープしたかったです、ホント。
ジルとマリナが『蝶の夢』に行って、薫が来て、兄上が来て、薫が泣いて、
そのままいきなり、
『ーーーー兄上と薫は、一緒にパリを旅立った。
マリナはアルディ家のシャルルの元に帰り、彼の部屋を訪ねた。
「あんた、なんで来ないのよ?」
答えは……』
と続けたい誘惑にさらされました。
これ、逃げです(苦笑)
えーー? 『蝶の夢』の前はどうなったの、ですよね。
あれだけ強情だった兄上は?
薫は?
え、ミリアムは?
みたいに、『???』がいっぱい残って終わっちゃう。
『あのね、兄上と薫はあーなってこーなって。ミリアムはこーなって』
とマリナに語らせる手もありますが、なにがどーなって、そーなったのか。
ここをちゃんとしないと、逃げになる。
そう思いました。
これまで拙い私の創作に、付き合ってくださった方々に対しても、たとえ、どんなに下手くそでも誠実でいたい。
自分でも納得できるものにしたい。
だから、逃げないぞ!!
『逃げない宣言』いたします。
ということで、必死に書いてます。
シャルルBDの『黙示録』も、はじめてはや半年以上。
所詮素人なので、どうぞ生暖かい目で、見守ってくださいね♡